よもぎ蒸しとは?歴史、仕組み、ハーブ蒸しとの違いについて

こんにちは。癒し日和ぷらすです。

当店でもよもぎ蒸しを提供するようになって、1年が過ぎました。

これまで幅広い年代のお客様にご利用いただき、たくさんのご感想を伺うなかで

「よもぎ蒸しは現代の女性にこそ必要な温熱療法であり、自然療法だな」

と実感しています。植物やハーブの持つ力は本当に偉大ですね。

今回は基本に立ち返り、「そもそも、よもぎ蒸しって何だろう?」という疑問にお答えしていきます。

1. よもぎ蒸しの歴史:ルーツは韓国?実は日本にも深い歴史が

現在広く親しまれている「穴の開いた椅子に座り、マントを着て下半身から温める」というスタイルのよもぎ蒸しは、韓国が発祥と言われています。

しかし、実は日本でも、約1300年前の奈良時代にはすでによもぎ蒸しに近い温熱療法が始まっていました。

当時まだ湯船に浸かるお風呂の習慣がなかった時代、植物の蒸気を使ったスチームサウナのような空間で、身体を清潔にして温めるということが行われていたのです。

日本のサウナ発祥の地としては、香川県さぬき市に奈良時代の高僧・行基が人々の病を治すために造ったとされる「塚原のから風呂(古代サウナ)」が現在も残っています。

さらに奈良県の法華寺というお寺には、当時の光明皇后が薬草(ハーブ)を沸かし、すのこ状の床から室内にその湯気を送り込んで人々を癒やしたとされる「から風呂」の建物が今も残っています。

昔の人々も、植物の力と温熱を掛け合わせて身体を整えていたと思うと、とてもロマンを感じますよね。

2. 仕組みと効果:温熱とアロマの相乗効果

よもぎ蒸しの効果は、大きく分けて「温熱」と「芳香成分(アロマ)」の2つがあります。

まず、マントで密閉された空間で蒸気を浴びることで、身体の芯からしっかりと温まります。

そして、お鍋で煮出すよもぎやハーブから立ち上る「芳香分子」がとても重要な役割を果たします。これはアロマセラピーと同じ仕組みで、植物の持つ良い香りの成分が呼吸を通じて鼻の粘膜から吸収され、血液に溶け込んで全身を巡り、身体の内側から良い反応を引き出してくれるのです。

長年、植物の力や温熱について深めてきましたが、お客様から「ハーブの種類によって、終わった後のお肌の触り心地が変わる」というお声をいただくのも、まさにこの芳香分子の働きによるものです。ハーブの組み合わせによって、お肌がしっとり滑らかになったり、さらっとしたりと、嬉しい変化をもたらしてくれます。

3. ハーブ蒸しやハマム浴との違い

よもぎ蒸しは、椅子の下でお鍋を煮立たせ、その蒸気を浴びるのが基本です。

しかし最近では、スリランカのアーユルヴェーダ発祥の地で親しまれているようなスチームサウナや、寝転がって蒸気を浴びる「ハマム浴」、さらにはハマム浴風のベッドを改良してよもぎ蒸しができるサロンも増えてきました。

「よもぎ蒸し、ハーブ蒸し、ハマム浴、スチームテント…名前は違うけれど何が違うの?」と疑問に思うかもしれません。

厳密に言えば、「メインで使用している植物(ハーブ)が何か」によって名前が変わっているだけです。根底にある「植物の蒸気で身体を温める」という目的や目指すものが違うわけではありません。

4. 椅子やお鍋の素材について

よもぎ蒸しを探していると、「木製の椅子」「黄土の椅子」「土鍋」「鉄鍋」など、さまざまな素材の違いを目にすると思います。

メーカーごとに様々なこだわりが詰まっていますが、どの商品にもメリットとデメリットの両方があります。

これは、スマートフォンでiPhoneがいいかAndroidがいいか、あるいはAIでChatGPTが優れているかGeminiが良いかというのと同じです。

一番大切なのは、機材の素材や優劣だけで判断するのではなく、お客様ご自身が「心地よい」と思えるかどうかです。

ご自身の身体に合い、心からリラックスできるよもぎ蒸しサロンを見つけていただければと思います。もちろん、当店がその一つになれればとても嬉しいです。