今、話題の「クロモジ精油」って何?
「クロモジ(黒文字)」って言葉、聞いたことありますか?
ここ1〜2年くらいで、
お茶や飴、入浴剤、精油なんかでも見かけるようになり
「それってどんな植物なの?」って聞かれることが増えました。
今日は、癒し日和でも実際に使っているクロモジ精油 について
できるだけ専門用語は使わずに、お話ししていこうと思います。
クロモジって、どんな植物?
クロモジは、日本の山林に自生するクスノキ科の落葉低木です。
ヒノキやスギと同じく、昔から日本人の暮らしに寄り添ってきた木のひとつ。

和菓子に添えられている 高級な黒い楊枝、
実はあれがクロモジの枝で作られていることをご存知でしょうか。

ほのかに甘く、清潔感のある香りには
「口の中を整える」「気持ちを切り替える」役割があり
茶道や和の席で大切に使われてきました。
クロモジが注目されている理由
最近クロモジが話題になっている理由のひとつが、研究データです。
一部で
「クロモジ精油がインフルエンザウイルスを99.5%抑制した」
という話を目にした方もいるかもしれません。
これは、試験管の中で行われた実験(in vitro)で精油の成分がウイルスの構造に作用した、というもの。
ここで大事なのは
「これを使えば絶対にインフルにならない」
という意味ではない、ということ。
精油は自然のものなので、過信せず、あくまで 可能性が示された という捉え方が大切と思います。
クロモジ精油の成分がウイルスや抗菌の研究対象になっている、という事実はひとつの安心材料だと思っています。
クロモジ精油って、どんな香り?
クロモジ精油の香りは、
ひとことで言うと、
- やさしい
- 甘いけど、重くない
- ふわっと広がって、すっと消える
ウッディなんだけど、どこかフルーティーさもあって強く主張しすぎないのが特徴です。
主に含まれているのは
- リナロール
- 1,8-シネオール
- ゲラニオール
といった香り成分。
リラックス感がありながら、
気持ちが沈みすぎないのは、
この成分バランスのおかげだと感じています。
実際、どんな方がクロモジを選ぶの?

これはあくまで、サロンでの体感ですが…
「これがいいです」と選ばれる方には、ちょっとした共通点がありましたので紹介します。
- 普段からある程度体力がある(スタミナにあふれる)
- 忙しくて、自分のことを後回しにしがち
- 自分のことになると、うまく言葉にできない
- 自然な香りが好き
そんな方が、香りを嗅いだ瞬間に
「なんか、これ好きです」
反応を示してくれます。
ブレンドすることもありますが、「この香りだけでいいです」と言われることも多くて。
私は勝手に
“カメレオン精油” って呼んでいます。
(七変化する意味もこめて)
おまけ
国産精油ならでは…「産地で香りが変わる」って聞いたことはありますか?
採れる場所によって香りが違うこと。
日本は、寒い地域もあれば、暖かい地域もあって
雪が降るところもあれば、日差しが強いところもありますよね。
そういった環境の違いが、精油に含まれる成分の割合に影響します。
当店で使っているのは、兵庫県産のクロモジ。
甘さが軽くて
ふわっと立ち上がって、すっと消えていく香りで…(文字では限界がありますので是非店頭でお手に取ってみてください)
施術中にも「いい香りですね」と言われることがとても多いです。
展示会などで全国のクロモジを嗅ぎ比べると、
「同じクロモジなのに、全然違うなぁ」と感じることもよくあります。
派手さはないけれど、
心と身体の間に、そっと寄り添ってくれる存在がアロマの力です。
「ちょっと疲れたな」
「気持ちを切り替えたいな」
そんなときに、
一度香りを体験してみてくださいね。



