よもぎ蒸しのハーブの取扱いについて。自然なものほど、扱いが難しい。
こんにちは。
癒し日和ぷらすです。
今日は、よもぎ蒸しに欠かせない「ハーブ」について、少し“うんちく”を交えながらお話ししてみようと思います。
よもぎ蒸しマスターにも、よもぎ蒸しに興味関心がある方にもご覧頂きたい記事です◎

ハーブは生もの。デリケートな存在
当店で使用しているよもぎは、すべて国産・無農薬のブレンド。
防腐剤や香料を一切使わず、自然のままの香りと成分を大切にしています。
ですが、ここがポイント☝️
「自然なものほど、実はとてもデリケート。」
ハーブは“生きている素材”です。
あ!確かに・・・!っとここで分かる方も多いかもしれませんが
ハーブは食品と同じ。
酸素や光に触れると少しずつ「酸化」や「発酵」が進みます。
品質の良いハーブと言うのは、サロンの保管・保存方法に左右されてしまいます。
ハーブは、空気に触れすぎると「酸化」といって、だんだん風味が落ちていきます。
これは、切ったりんごが茶色くなるのと同じ現象です。
時間が経つと、ハーブの中にある油分がゆっくり変化していき、香りが“熟しすぎて”重たく感じることがあります。
これがいわゆる「発酵」や「酸敗」と呼ばれる状態。
ワインが飲み頃を過ぎて酸っぱくなるイメージに近いです。
実際に、生薬を展示しているツムラの博物館では、長年保管していた生姜や山椒の瓶が割れていました。

山椒

生姜(ショウキョウ)
中の成分が生きていて、ゆっくりと油が出てきた結果だそう。
それだけ“自然のままの素材”はエネルギーを持っているんです。
光にも弱いハーブ
ハーブは光にとても弱く、蛍光灯の光だけでも劣化が始まります。
当店では、見本としてガラスに入れていますが
実際にはそのハーブをお客さまに使用することはありません。
癒し日和ぷらすのハーブの保管方法
当店では、仕入れたハーブを
香りと成分を損なわないように徹底管理しています。
- 一度開封したハーブは、すぐに密封して冷蔵(野菜室)保存
- 光を通さない遮光パックで保管
- 温度・湿度の管理を徹底し、鮮度チェックを定期的に実施
このひと手間が、「いつ来ても同じ香りで癒される」
と感じていただける理由です。
これからも、香りの鮮度と品質を大切に、
五感で感じる「温もりの時間」をお届けしてまいります♪

